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 今週のおすすめ本(1) - 読者からのメッセージ&書評 -


「少年」

  ビートたけし 著
  新潮文庫


 たけしって小説も書くの?
というのが、この本を手にしたときの最初の感想。

 小学5年生の娘が同級生の男の子に薦められて読み、「面白いからママも読んで!」と持ってきたのだ。

 この文庫には「ドテラのチャンピオン」「星の巣」「おかめさん」の3篇が収められている。どれも少年(小学3年生、4年生、中学3年生)が主人公。

  娘がお気に入りという「星の巣」では、主人公とその兄は父を亡くし、母と東京から大阪に引っ越してくる。 転校生の疎外感をたっぷり味わいながらも、父のくれた天体望遠鏡で星を見ることにより日々を乗り切っていく。
  昨日まで子どもでよかったのにだんだん子どもではいられなくなる、大人の世界が目前に迫ってくる、そんな不安な年頃を描いて切ない話。

  これは大人にもお薦めではないか!

  どこが気に入ったのかと娘に聞いてみたら、「お話が続くのかな?と思うところで終わっているところ」とのこと。
 
  余韻を楽しめるようになったのかしらん???とちょっと親ばか気分だが、今時の小学生はどんなのを読むの?と興味のある方、一度御覧あれ。
  もちろん大人が読んでも損はしませんよ。

(Y.Y)

今週のおすすめ本(2) - 読者からのメッセージ&書評 -



植物力

 新名惇彦 著
 新潮選書


 人類と地球が抱えている人口、食糧、資源、水、環境、エネルギー問題の現状・・・。著者は、これらの問題を「2050年問題」と呼んでいます。
  20世紀という百年間で、世界人口は16億人から60億人にまで増えました。
  このまま行けば、2050年には90億人になる見通しです。

  ところが、この同じ百年間で、1億数千万年以上の時間をかけて出来あがった世界中の石油の約半分を使ってしまったのだそうです。このまま石油を使っていくと、あと40〜50年で使い切ってしまうのだそうです。
 
  それどころか、二酸化炭素ガスの排出問題と地球温暖化、天候異変、水質汚染、食糧問題などが、もしかしたら自分がまだ生きている40年後には、破滅的な状態になっているかも知れないのですよ。
 
  ところが、著者は「心配ない!」と云っているのです。
 
  問題の深刻さの凄さとこれに対する解決策を、わかりやすく且つ科学的・論理的に解き明かすこの書物の凄さは、私の目に何重にもこびりついてしまっている「うろこ」を、いとも簡単に取り除いてくれました。
 
  感動です!!
 
  この感動を皆さんにも分けてあげたいと思うのです。
是非、是非、この一冊を読破されることを心からおすすめします。


                                   (M.O)

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